那須烏山市在住の本間真二郎医師を招いた青源アカデミー特別講演会が３日、青源本店で開かれました。
講演会は、発酵食品をつくる微生物たちの働きや食をはじめとする健康的な暮らし方について学ぼうと、青源が企画。県内外から約５０人が参加し、メモを取るなどして熱心に耳を傾けました。
本間医師は「病気にならない食と暮らし～人と微生物のつながり」と題し、腸内細菌をはじめとする微生物の大切さについて強調。
産業革命以降、アレルギーや生活習慣病、発達障害などが増え続けている原因は、微生物を遠ざけている現代の生活にあるとして「免疫系の正常な発達と維持には、微生物との接触が必要不可欠」「腸内細菌の状態が人の健康にとって最も重要」「病気の原因は不自然な生活にある。自然に沿った生活をしましょう」などと訴えました。
食生活については、和食の３点セット「ごはん（玄米）、味噌汁、漬物」に、追加のおかず「まごはやさしい（下記）」を工夫しながら取り入れることを推奨。
ま＝まめ
ご＝ごま
わ＝わかめ（海藻）
や＝やさい
さ＝さかな
し＝しいたけ（きのこ類）
い＝いも
質疑応答の時間では、次々に手が挙がり「腸内環境の状態は何を見れば分かりますか」「おすすめのおやつはありますか」といった質問に、本間医師は自身の例を挙げながら明快に回答していました。
「発酵食品を取り入れ、腸内細菌を増やして今まで以上に健康に気を付けたい」「より自然に近い暮らし方をしようと思った」「自分の生き方を見直そうと思います」—。参加者からは数多くの感想が寄せられました。
青源本店では、微生物が生きたままの発酵食品を体に摂り入れてほしいと、加熱殺菌していない生の味噌や生の甘酒などをご提供しています。
麹菌や乳酸菌は人の健康を支える大切な仲間でもあり、今回の講演会で改めて発酵食品が持つ力の大きさを感じました。
「おいしく、楽しく、健康に。」―。この思いをモットーに、今後も日本の伝統的な発酵食品を通してお客さまの笑顔と健康を応援していきます。
